数年ぶりに後輩の家に行きました

苦しみがわかるからこそ、力になりたいと思う一日でした。

今日は引きこもり状態の後輩の家に行ってきました。
もう7年連絡をとっていなかったけど、妻からは後輩に事を聞いていたからずっと気になっていた。

この後輩のお母さんが仰うつ状態で看病をする為に家にずっといるらしい。

気になって去年に一度、LINEを送ったことがあるけど、今も既読にはなっていない。
アカウントが変わったのかブロックされているのか、見られていないだけなのかも分からない。

車を手放してから後輩の家に行く機会がなくなっていたけど、今回は定期的に様子を見に行っている人(Aさん)と一緒に電車で行ってきました。

後輩のお母さんが仰うつ状態になった理由はAさんから詳しくは聞かなかったけど、痩せて全くと言っていいほど動けなくてほとんど寝ているそうだ。

ひとつ安心したことは、最近になって仕事を始めたという事。
引きこもりから抜け出せたのは会えなくても嬉しい。

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Aさんと色々と話をしているうちに後輩の家に到着した。

家が見えた時から異様な雰囲気だった。
後輩の家だけが空気が重たい。
車庫に壊れた椅子が山積み、雨ざらしの潰された段ボール、何故か玄関前にぼろぼろのスーツケースが置かれている。
一瞬、ゾッとしたのはガラス作りの玄関ドアがバリバリに割れてガムテープで張り合わせていたんだけど、数年前からそのままにしているのだろう。
ガムテープはパリパリに乾いて一部、剥がれて隙間が出来ていた。
一部、家の中が見えたがゴミが山積みになっている。

今、どんな状況なのか想像は出来る。

インターフォンを鳴らして出てきたのは後輩のお父さん。
見るからに疲れ切っている。

あいにく、後輩は出かけていて会えなかった。
あまり関わってほしくないのだろう。
早く帰ってほしいオーラを出していたので5分足らずで家を後にした。

想像以上にお母さんの状態は良くなくて、家族のバランスが崩れているのだろう。

自分のうつ病の身。
無気力で動く事が出来なくて苦しいのはわかる。
でも、状態は自分以上に重たいのは会わなくても想像がつく。
後輩のお母さんもよく知っているのでなおさら、もどかしい気持ちになった。

一瞬、廃墟と思うくらい荒れている家で過ごすのはどんな感じなんだろう。。。

母親が倒れたら助けるのは子供として当然だ。
しかし、自分を犠牲にしてまで世話をしている後輩はどんな気持ちで過ごしているのだろう。

ますます、後輩に会って話したくなった。

ずっと会いに行けなかったけど、いつも気になっていた。

後輩の力になれるのならなってあげたい。
今、どんな気持ちなのか、どうしたいのかを聞きたい。

また、タイミングを見て今度は一人で会いに行ってみようと思う。


  
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